医院コラム
マウスピース矯正の症例
こんにちは。歯科衛生士の吉田です。今回はマウスピース矯正の症例について紹介します。 マウスピース矯正についてどんなものかというのについては、2023年5月に投稿した「目立たないマウスピース(アライナー)矯正」をご覧ください。 実際の治療の流れ今回は実際の患者様の治療の流れを見ていただきます。 初診時全体的に歯が内側に倒れており上の歯並び(上の右側)はコの字型、下の歯並び(上の左側)はV字型の歯並びになっています。噛み合わせが強いところに赤やオレンジの色がつきますが、奥歯に負担がかかっているのがわかります。 左下と左上に親知らずがあるため、歯を移動するスペースを確保するために抜歯してから矯正治療を始めることにしました。終了までに86枚のアライナー(86週間分、約1年半)が必要でした。 初診から4ヶ月後アタッチメントがつきました。 矯正が進んでくると歯がグラグラしてくるのもあり、この時期は、少し固いものが噛みにくいです。 初診から8ヶ月後赤い矢印の歯が徐々に後ろに動いてきました。青い矢印の歯はほぼ起き上がりましたね。 初診から11ヶ月後隙間もほぼなくなりました。噛み合わせがまだしっかり合っていません。 初診から1年7ヶ月後ほぼキレイに並びました。ホワイトニングもされたので歯の色が明るくなりましたね。 最初の予定よりもまだ奥歯の噛み合わせが合っていないので、追加のアライナーを勧めました。 初診から2年3ヶ月後追加の25枚のアライナーも終わり、最終の歯並びがこちらです。全体的にバランスよく噛めており、キレイな歯並びになりました。 2年3ヶ月ほどかかり矯正が終了しました。
最後に今回の一連の写真を見ていただくと、治療の流れをイメージしやすいと思います。目指すゴールによって時間がかかることがありますが、その分終了した時には達成感のある治療です。 歯科衛生士 吉田 |