歯を削る(IPR)って何?
インビザライン治療で歯を削ることをIPR(intre proximal reduction)といいます。エナメル質は鉱石のように硬い材質でできています。エナメル質の厚みは約1.5~2.0㎜あり、インビザライン治療で削る量は最大で0.25㎜なので紙1枚ほどの薄さなので削っても痛みはありませんが削る際の振動が響くのでそれが不快に感じてしまうことがあるかもしれません。IPRされた歯のエナメル質の歯質は再石灰化を引き起こし虫歯に対して強くなるとい言った報告もあります。
目的
1.歯と歯の間にスぺースを作る
歯を動かす為にスペースを作るために行います。それぞれの歯を削る為には歯を抜歯せずに矯正することが可能です。IPRを行わず治療を進めると矯正がうまくいかないことがあります
2.ブラックトライアングルをなくす
矯正をして歯が並んでくると歯と歯の間に隙間(ブラックトライアングル)が生じることがあります。IPRで歯の両端を削る事でブラックトライアングルを小さくすることが出来ます。