医院コラム
お口の中の写真を撮る理由
皆さん、歯科医院へ初めて行った際に「お口の中をカメラで撮りますね」と伝えられ、大きな鏡を口の中に入れて、器具でお口を引っ張りパシャパシャと何枚か写真を撮影したことはありませんか? 歯の掃除や治療で来たのに、何のために撮っているのだろう?と、感じたことがある方が多いと思います。 当院では、初めてご来院された問診の際に『カメラでお口の中の写真を撮影する2つの理由』をお伝えしていますが、医院コラムでもご説明させていただきます。 お口の中の写真を撮影する理由①まず一つ目は、歯科医院のスタッフが患者様のお口の中の状態を記録として残し、今後の治療計画の資料として使用するために撮影しています。 お口の中の写真を撮影する理由②二つ目は、患者様にご自身のお口の中の状態を見ていただき治療へのご理解をより深めていただくためです。 当院ではセカンドコンサルを行なっており、初診の後、2~3回目の来院時に、当院オリジナルの治療説明の冊子をお渡ししています。その中に皆さんのお口の中の写真、虫歯の数、歯周病の状態を掲載しており、患者様ご自身でお口の中の状態をわかりやすく見ていただくことができます。 院内ではマイクロ写真等でご説明をさせていただいていますが、自宅に帰った後に「どこだったかな?」と思うことがあると思います。そんな時にこの冊子の写真を見返していただければ、現在のお口の中の状態が分かるようになっています。 このように写真をまとめ、噛み合わせ・歯並びの状態・歯ぐきの腫れ・汚れ・歯石の状態・歯の色調や形態 等、患者様の状態を記入し、ご説明させていただきます。 撮影方法撮影方法は、プラスチックの器具をお口に引っ掛けてもらい、大きな鏡をいれて撮影を行います。撮影する際、患者様にお手伝いをしていただくことがあります。引っ張りながらの撮影は心地いいものではありませんが、お口や全体の力を抜いてリラックスしていただくと、頬の粘膜も柔らかくなりスムースに撮影が行えるので、痛みや負担も少なくなると思います。 最後にこのようにお口の中を撮影することは、全体的に見てもメリットがとても多いので、ぜひ撮らせていただきたいです。 何か疑問や不安なことがございましたら、お気軽にスタッフにお申し付けください。 歯科医師 新居 |