インプラントとはどのような治療ですか?
歯を失った部分のあごの骨に、チタンでできたインプラント体と人工の根っこを埋めこみ、その上に人工の歯を作る治療です。自分の歯と同じように噛めます。
インプラントの金額を知りたい。
手術の規模により差がありますが、手術費用、土台、被せ物含めて1本あたりおよそ35~40万円ほどです。被せ物の種類により費用が変わります。
痛みはありますか?
手術中は局所麻酔で鎮痛しますので痛みはありません。
骨がしっかりしている場合、術後痛み止めを飲まなくても大丈夫だった、とおっしゃられる方が約半数です。痛み止めの薬が必要だとしても数回程度です。
ただし、骨が少なくて骨を作る手術が必要な場合は手術の程度により痛み腫れがあります。
痛みは痛み止めの飲み薬でコントロールできます。
ご心配でしたら「静脈内鎮静法」という、点滴をとって半分眠ったような状態で手術を受けていただくことも可能です。
処置後1~2週間程度は、痛みや腫れが残る可能性があります。しかし一時的なものであり、痛み止めで十分抑えられる程度のことが多いです。もし、痛みや腫れが続く場合や、一度治まったのに再度痛くなったという場合はご相談ください。
治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
インプラント体を埋入する手術の後、1.5~3カ月はインプラント体と骨がくっつくための期間を設け、その後に上の歯の部分を作っていきます。埋入する位置や骨の状態によって前後する場合があります。手術から歯が入るまで最短2ヶ月です。骨を作る手術が必要な場合は、骨の治癒期間が必要であるため4~6ヶ月必要な場合もあります。
インプラントのメリット、デメリットは?
メリットは、ブリッジや入れ歯と違って、他の歯を痛めることなく、失った歯を補えるということです。
最も大事なことは、他の治療法に比べて他の歯を痛めないということです。ブリッジですと、失った歯のお隣の歯を削る必要がありますし、2本の歯で3本の歯を支えるとなると1.5倍の力が加わります。つまり、隣の歯に負担が大きくなり、結果的に歯を失うスピードが速くなる可能性が高いです。また歯をつなげて作るため、糸ようじ(フロス)が使えないので、掃除が難しくなり、歯周病リスクが高まります。
入れ歯は、どうしても残っている歯にバネをかけないと外れてしますので、バネがかかっている歯に負担がかかります。バネがかかってる歯が順番になくなり、次第に総入れ歯に近づいていくことが多いです。また、インプラントはきちんとメンテナンスを続ければ長く保つことができます。
デメリットは、他の方法より期間がかかることと、保険がきかないためことです。
インプラントは何年もちますか?
入れ歯の寿命は5年、ブリッジは7年と言われているのに対し、インプラントは15年以上もつと言われています。
和田歯科では20年以上 インプラントを手掛けていますが定期検診に通っていただいているほとんどのケースが10年経過しても問題なくご使用いただいております。和田歯科で最も長い経過の方は、2023年現在で23年経過していますが問題なく食事をしていただいております。
ただし、歯周病の程度やかみ合わせによっても変わりますので、術前に検査とシミュレーションを行います。
インプラントは体に悪くないですか?
インプラントそのものはチタンでできており、人工関節にも使われるなど、安全性の高い金属です。手術にあたって、事前にCT撮影など十分な検査とシミュレーションを行いますのでご安心ください。
手術にはどのくらいの時間がかかりますか?
手術前の消毒や、術後の説明などもありますが、手術自体にかかる時間は30分~1時間程度です。
インプラントを入れていてもCT、MRIはできますか?
どちらも問題なく受けられます。MRIでは、インプラント部分の温度が1℃ほど上がると言われており、少し暖かく感じるかもしれません。
治療後に気を付けることはありますか?
手術後は傷になっていますので、できるだけ安静に、触らないようにしてください。1日は強いうがいは避けていただく必要があります。2週間すれば粘膜が安定します。それまでは手術部位に強く歯ブラシを当てない事は大切です。そのほかは日常生活に支障はありません。治療後は定期的なメンテナンスを受けていただくことが重要です。
治療後のケアはどのようなことをしたらよいですか?
基本的にはご自身の歯と同じように、歯ブラシやフロス、歯間ブラシによるケアを行ってください。また、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることで、より長持ちさせることができます。
日常生活に支障はありませんか?
インプラント治療後は日常生活への支障は特にございません。
インプラント治療にあたって、歯を失った部分を一時的に入れ歯で補うことがありますので、その間は支障をきたすかもしれません。前歯など、見た目に影響する部位は仮歯を入れるなどして、できるだけ支障の無いように努めます。
金属アレルギーがありますが、大丈夫でしょうか?
インプラント体は主にチタンでできており、チタンはアレルギーの原因となるイオンが溶け出しにくいため、アレルギー反応が出ることは稀です。しかし、チタンアレルギーの方もいらっしゃるため、ご心配な方は事前にパッチテストを受けて確かめることができます。
年齢制限はありますか?
若年の方の場合、あごの骨の成長が止まる20歳以上が望ましいです。20歳以上でしたら、年齢による制限はありません。外科的な処置を含むため、お持ちの病気などによっては、おすすめしない場合もございます。
ただし、和田歯科では26歳までの女性の前歯のインプラントはおすすめしておりません。歯茎のラインが変化しますので、見た目が悪くなる可能性があるからです。噛み合わせも考慮しながら進めて行きます。
保証はありますか?
定期的なメンテナンスに来ていただくことを条件として、一定期間内での保証がついております。ただし故意による破損や、通常の使用を逸脱して起きたトラブルについては保証の対象外となります。
支払方法はどのようなものがありますか?
現金、クレジットカードでのお支払いが可能です。デンタルローンもご利用いただけます。