医院コラム

朝起きたときに顎や歯が痛い…その原因って?
こんにちは!鳴門市の和田歯科医院の歯科助手、濱﨑です。 1.就寝中の「歯ぎしり」や「食いしばり」最も多い原因は、実は寝ている間の歯ぎしりや食いしばりです。無意識のうちに上下の歯を強くこすり合わせたり、ギューッと噛みしめていたりすると、顎の筋肉に大きな負担がかかります。その結果、朝起きたときに「顎がだるい」「歯が痛む」「こめかみのあたりが重い」といった症状が出やすくなります。 歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくいのが特徴です。ご家族に「夜、歯ぎしりしてるよ」と言われて初めて気づく方も多いですし、実際に音が出ない「噛みしめタイプ」もあります。歯ぎしり・食いしばりの時に歯にかかる負担は体重の2~5倍と言われており、一般に食事の時の噛む力は10kg程度と言われているため、食事の時の何十倍も力がかかることになります。 2.ストレスや緊張が関係している?なぜ歯ぎしりや食いしばりをしてしまうのでしょうか?大きな原因のひとつが、ストレスや精神的な緊張です。 「自分はストレスを感じていないつもりだった」という方でも、身体は正直に反応しています。特に現代の人は、無意識のうちに多くの情報や刺激にさらされていて、知らず知らずのうちに緊張状態になっていることもあります。 3.歯や噛み合わせの不調が関係していることも・・・歯ぎしりや食いしばりの影響が長く続くと、歯のすり減りや被せ物・詰め物の破損につながることもあります。また、噛み合わせがうまくいっていない場合、それを補おうと無意識に特定の歯に負担がかかり、朝の痛みや違和感として現れることがあります。 特に「歯が浮いたような感じ」「片側だけ痛い」「歯ぐきに違和感がある」という場合は、一度歯科でのチェックをおすすめします。 4.対処法は?朝の顎や歯の痛みが気になるとき、以下のような対処法があります。 マウスピース(ナイトガード)を使う寝るときに専用のマウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりから歯や顎を守ることができます。起きている時に歯ぎしりや食いしばりの自覚がある方は、日中もつけておいても問題ありません。 ただ、定期的に歯科医院でチェック・調整をしないと、噛み合わせの乱れにつながることがあるので注意が必要です。 ストレスケアを意識する寝る前に深呼吸をしたり、温かい飲み物でリラックスすることも大切です。スマートフォンやパソコンの画面を見すぎないようにするのも効果的です。 自分で気づけるような工夫をする日常生活でよく目につく場所(車の運転席前、仕事のデスクなど)に「歯を離す」と書いた付箋を貼っておき、それを見た時に食いしばっていたら歯を離すようにすることで、無意識の食いしばりに気付くことができます。 歯科での診察を受ける噛み合わせの調整や、歯や顎の状態を詳しくチェックすることで、根本的な原因にアプローチすることができます。 まとめ朝の顎や歯の痛みは、「寝ている間のサイン」かもしれません。放っておくと、肩こりや頭痛、歯の破損など、さまざまなトラブルにつながることもあります。「ちょっと気になるな」と思ったら、ぜひ一度、歯科医院で相談してみてくださいね。 診療のご予約はこちら≫ネット予約 歯科助手 濱﨑 |

