医院コラム
神経を抜いた歯が黒くなる理由と白くする方法をご紹介!
こんにちは!徳島県の和田歯科医院の吉村です。 神経をとってしまった歯が変色してしまう理由神経をとってしまった歯が変色してしまう理由を3つお伝えします。 ①神経が入っている歯髄には血管などの組織があります。神経をとってしまうことで血管も同時にダメになってしまうため、歯に栄養が送られず変色していきます。 ②虫歯などにより歯の神経が炎症を起こして内部に出血を起こすと、血液中に含まれる『鉄』が歯の内部にある細かい管に入り込み、黒ずんでしまいます。 ③神経が死んでしまった場合、神経や血管などの内部組織が乾燥して縮み、空洞化することも歯の色が暗く見えてしまう原因になります。 これらの理由により、神経を失った歯は見た目に大きな影響を与えるため、できるだけ早めの治療や適切なケアがとても重要となります。 歯の色をきれいにする方法次に、神経をとった歯の色をきれいにする方法を2つご紹介します。 ウォーキングブリーチ神経を抜いた歯の中に薬剤を入れ、歯を内部から白くします。薬剤成分が、歯の細い管を通って象牙質とエナメル質の色素沈着を内側から白くします。治療前の色の状態によって、色が変わるまで数回、薬剤を交換する必要があります。ですので、色が白くなるためには期間が1ヶ月ほどかかることがあります。ただし、着色の度合いや残ってる歯の根の状態によっては、この治療が適さない場合もあります。 ※歯の根っこが感染している場合は、先に歯の根の治療(根管治療)が必要な場合があります。また人によっては、薬剤がしみる方もいらっしゃいます。 セラミッククラウンで白くする(被せ物にする)歯を全体的に削り、上からセラミッククラウンをかぶせる方法です。色、見た目はきれいにすることができます。ただ、ご自身の残ってる歯が多い場合は、歯を削って被せ物をするのはもったいないのでウォーキングブリーチをおすすめします! ご自分の歯にあった治療法をこのように、神経のない歯をきれいな色にする方法はいくつかあります。どの方法が適しているかは、患者様それぞれの歯の状態によっても異なります。まずは、お近くの歯医者さんに行き相談してみていただき、ご自分の歯にあった治療法を選択してください! 歯科助手・受付 吉村 |