こんにちは!鳴門市の和田歯科医院の歯科医師、吉積です。 皆さんの歯は、毎日健康に保たれていますか?「虫歯かも?」と思いつつも、「痛みがないから大丈夫」とそのまま放置している方はいませんか?実は、歯にできた小さな穴や違和感は、早めに対処することで将来の大きなトラブルを防ぐことができます。
今回は、歯の穴を放置することのリスクと早期治療の大切さについて、わかりやすくお伝えします。
虫歯の進行段階
虫歯は、一度できると自然には治りません。それどころか、適切な治療をしないと次のようにどんどん進行してしまいます。
- 初期虫歯(C1)
歯の表面が白く濁り、エナメル質が溶け始めた状態。この段階では痛みがないため、気づかないことが多いですが、放置すると次の段階に進みます。
- エナメル質を超えた虫歯(C2)
虫歯が象牙質に達すると、冷たいものや甘いものがしみる症状が出始めます。この段階でも治療は比較的簡単で、痛みを感じにくい方法で対応できます。
- 神経に達する虫歯(C3)
虫歯が進行し、歯の神経に近づくと、激しい痛みを伴うようになります。この段階では、神経を抜く治療が必要になる場合が多く、歯の寿命にも影響を与えます。
- 歯の根まで進行(C4)
最終的には歯の根まで虫歯が進行し、歯を抜かざるを得ないケースも。抜歯後はインプラントやブリッジ、入れ歯などの治療が必要になり、時間も費用もかかります。

▸虫歯ってなあに?
歯の穴を放置するリスクとは?
小さな穴だからといって放置すると、以下のようなリスクが高まります。
- 治療の負担が増える
初期段階であれば、簡単な詰め物で済む治療も、進行すれば神経の治療や抜歯が必要になることもあります。治療期間が長引く上に、費用も高くなります。
- 全身の健康に影響する
虫歯が進行すると、歯周病や細菌感染を引き起こすことがあります。これが原因で心臓病や糖尿病など全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
- 日常生活に支障が出る
歯の痛みがあると、食事が楽しめなくなり、栄養バランスが偏ることも・・・。また、口臭や話しづらさなど、対人関係にも影響が出る場合があります。
▸医院コラム【虫歯を放置するとどうなる?】
早めの治療を行うメリットとは?
- 治療が簡単で痛みが少ない
初期の段階であれば、少し削って詰めるだけの短時間治療で済みます。痛みを伴う治療が苦手な方にとっても安心です。
- 歯を長く守れる
早めに治療することで、歯の神経を残すことができ、歯そのものの寿命を延ばせます。これは自分の歯で生活を続けるためにとても重要です。
- トータルのコストを抑えられる
虫歯が悪化すると、治療費がかさむだけでなく、抜歯後のインプラントや入れ歯などの費用も必要になります。初期治療なら費用を大幅に抑えることができます。
どうすれば早期発見できる?
虫歯を早期に発見するためのポイントをご紹介します!
- 定期検診を受ける
3〜6ヶ月に一度の定期検診で、虫歯や歯の異常を早めに発見できます。痛みがなくても歯科医院に行く習慣をつけましょう。
- 毎日のセルフチェック
歯磨きの際に、鏡で歯の状態を確認しましょう。黒ずみや白い斑点が見つかったら、早めに相談するのがおすすめです。
- しみや痛みを見逃さない
冷たいものや甘いものがしみる場合、それは虫歯のサインかもしれません。少しでも違和感を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

まとめ
歯の健康は、私たちの生活の質を大きく左右します。小さな穴を見逃さず、早めに治療することで、将来の大きなトラブルを未然に防ぐことができます。和田歯科医院では、患者さまの歯を守るための丁寧な診察と治療を心がけています。気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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歯科医師 吉積
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