医院コラム

実は放置が危ない?親知らずの正しい向き合い方
こんにちは!鳴門市の和田歯科医院、歯科医師 中原です。 今回は、親知らずを放置することのリスクや、抜歯の判断基準、そして日常生活で気をつけるべきポイントについて、お伝えします。 親知らずって、どんな歯?親知らずとは、前から数えて8番目、最も奥に生える永久歯のことです。多くの人は10代後半から20代前半にかけて生えてきますが、現代人はあごが小さくなってきており、親知らずがまっすぐ生えるスペースが足りないことがよくあります。その結果、「横向きに生える」「歯ぐきの中に半分だけ埋まっている」「斜めに押し出される」といった状態になり、さまざまな問題を引き起こしやすくなっているのです。 ![]() 放っておくと、どんなトラブルが起きる?親知らずのリスクは、以下のようなものがあります。
これらの症状は、突然現れることも多く、「旅行中に腫れて大変だった」「仕事が忙しいときに痛みで何もできなかった」という声もよく聞かれます。 ![]() 抜いた方がいいの?残せる親知らずもある?全ての親知らずが抜歯対象というわけではありません。歯科医の判断では、「まっすぐ生えていて、噛み合わせにも問題がなく、しっかり清掃できている」親知らずは、そのまま残す選択肢もあります。
特に、痛みが出てからでは抜歯が難しくなることもあるため、腫れや炎症がないうちに、計画的に処置することが重要です。 抜歯はいつがいい?ベストなタイミングとは親知らずの抜歯は、腫れていないとき・体調が良いとき・仕事や学校のスケジュールに余裕があるときがベストです。マスクをしている今の時期は、顔の腫れが目立たないという理由で、あえてこのタイミングを選ぶ方も増えています。また、親知らずは年齢が若いほど抜歯がスムーズな傾向があります。20代のうちに処置しておくと、治りも早く、将来的なトラブルも回避しやすくなります。 親知らずは、まさに「知らないまま放置すると危ない歯」です。痛みがなくても、定期的にレントゲンで確認し、将来のリスクを見越した判断が求められます。当院では、親知らずの診断から抜歯、術後のケアまで丁寧に行っております。気になる症状がある方も、まだ痛みがない方も、ぜひお気軽にご相談ください。 ▸親知らずの抜歯のタイミングと正しい手順はこちら 【コラム】親知らずが痛い!抜歯のタイミングと手順とは? 診療のご予約はこちら≫ネット予約 歯科医師 中原 |

