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こんにちは!鳴門市の和田歯科医院歯科衛生士、阿部です。
「最近、歯ぐきが腫れやすい」「歯みがきの時に血が出る」など、小さなサインが気になり始めるのが、40代以降に多い“歯周病”のはじまりです。歯周病は30代後半〜40代になると歯茎から血が出たなどの自覚症状があらわれ始めることがあります。ですが痛みを伴わないため、見逃しされやすい生活習慣病のひとつです。
実は、毎日の生活の中にある“ちょっとした習慣”が、歯ぐきの健康に大きく影響しているのです。
忙しさで「ながら磨き」になっていませんか?
日々忙しく過ごしていると、つい「テレビを見ながら」「スマホを見ながら」の“ながら磨き”になってしまうことがあります。 ご自身の歯の並びや、歯ブラシの当て方が理解出来ていれば無意識でも的確に歯ブラシを歯に当てることができますが、自分の歯並びについて熟知している方はほとんどいません。 そのため、歯ブラシが十分に行き届かず、不衛生になりやすい場所(奥歯の裏・歯と歯の間・歯ぐきの境目)には、歯周病菌のすみかとなるプラーク(歯垢)が残ってしまい、知らず知らずのうちに歯周病が進行し始めています。
<ポイント>
- 鏡を見ながら「1本ずつ丁寧」に磨く
- 1日1回は、「しっかり磨き」の時間をつくる
朝は忙しくても、夜の3分間だけは自分の歯と向き合う時間にしましょう。

食生活の“偏り”が歯ぐきにも影響する!?
歯周病は「口の中だけの病気」と思われがちですが、実は全身の健康状態と密接に関係しています。
例えば、
- 外食やコンビニ食が多く、野菜が不足している
- 糖質や脂質の多い食事が中心
- ストレスが多く、甘いものやお酒に頼りがち
こうした食生活は、ビタミンやミネラルの不足を招き、歯ぐきの免疫力を下げる原因になります。
ビタミンC・カルシウム・たんぱく質を意識して摂ることが、実は歯周病予防にも繋がります。

歯ぐきの血流を悪くする3つの習慣とは?
歯周病リスクを上げる最大の生活習慣が、喫煙です。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯ぐきへの血流を悪くします。その結果、免疫細胞が届きにくくなり、細菌と戦う力が落ちてしまいます。また、睡眠不足や慢性的なストレスも同様に、血流の低下やホルモンバランスの乱れを引き起こし、歯ぐきの回復力を弱めます。
「寝不足続き」「喫煙+コーヒー習慣」などが重なると、歯周病は一気に進行することがあります。
歯を守るカギは“定期メンテナンス”と早めのチェック!
年齢とともに、歯を支える「歯槽骨(しそうこつ)」も少しずつ減っていきます。歯ぐきが腫れたり出血したりする状態を放っておくと、気づかないうちに骨が溶け、歯がグラグラしてしまうことも。
歯を長持ちさせるには、定期的な歯周ポケットのチェックとプロのケアが不可欠です。 歯周病は「治す」よりも「進行させない」病気。2〜3か月に一度のメンテナンスが、歯を守るいちばんの近道です。
歯を長持ちさせるための正しいセルフケア方法
- 夜の歯みがきを丁寧に
- 歯間ブラシやフロスを使う
- バランスの良い食事を意識
- 喫煙している方は本数を減らす
- 定期検診を続ける
どれも難しいことではありませんが、“意識するかどうか”で10年後の歯の本数を左右します。
おすすめの歯ブラシと、その使い方 →
フロスの使い方 →
まとめ
40代からの歯周病は、加齢だけでなく生活習慣の積み重ねが大きく関係しています。
歯ぐきの健康を守ることは、将来の健康寿命にも繋がります。 もし最近「歯ぐきがムズムズする」「口臭が気になる」「ネバつき」「血の味がする」などのサインがあれば、早めのチェックがおすすめです。
和田歯科医院では、生活習慣まで含めた歯周病予防のアドバイスを行っています。 気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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歯科衛生士 阿部
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