医院コラム

10年後に差がつく!定期検診に来る人・来ない人の違いとは?
こんにちは!鳴門市の和田歯科医院 歯科衛生士の吉田です。 「歯医者って、痛くなったときに行くところでしょ?」そう思っている方、意外と多いんです。でも実は、“今、行っているかどうか”が、将来の歯の数や治療費、生活のしやすさまで、大きく変えてしまうんです。 定期検診を続けている方に見られる傾向普段から定期的にお口のチェックやクリーニングを受けている方は、年齢を重ねても、しっかり噛める歯がたくさん残っているケースが多いです。食事を楽しめたり、おしゃべりがしやすかったり、見た目の印象も若々しく保たれている印象があります。 一方、「歯が痛くなったときだけ行く」というスタイルの方は、気づいたときには歯周病や虫歯が進行していたり、歯を失うことになってしまったりするケースも少なくありません。予防をしているかどうかの違いが、5年後、10年後の口の中に大きく現れてくるのです。 歯を失うと何が起こるのか1本歯を失っただけでも、実は体にはさまざまな影響が出ます。たとえば、抜けた歯の左右の歯が傾いたり、向かいの歯が伸びてきて噛み合わせがズレて周囲の歯に余計な負担がかかったり、咀嚼機能が落ちて食事の楽しみが減ってしまったり。うまく噛めないことで消化不良になり、胃腸に負担がかかる場合もあります。 また、歯が抜けると顔の輪郭や表情にも変化が現れ、「老けて見える」といった印象につながることもあります。見た目の変化だけでなく、滑舌の悪化や口臭の原因にもなりかねません。 定期検診って、実際どんなことをするの?「痛みもないし、定期検診って何をされるのか分からない」と思っている方も多いかもしれません。定期検診では、以下のような内容を行います。
つまり、「今は痛くない」からこそ受けることで、健康な状態をキープできます。症状が出た時に受けるのでは遅いのです。定期検診でお掃除をして綺麗になったとしてもご自身でしっかり歯ブラシができていないと、次の検診に来るまでの間に虫歯や歯周病が進行してしまいます。磨き残しを確認する赤い染め出し液を使って磨き残しを確認し、ご自身で歯ブラシが苦手なところを確認するのもとても大切です。 未来のための「歯の投資」「エステやジムに通って、自分の身体をケアする」ように、「歯のメンテナンスも、自分への投資のひとつ」そのように仰る患者さんもいらっしゃいます。治療ではなく、メンテナンスを目的に通院する人が増えているのはとても喜ばしいことです。 虫歯も歯周病も、初期の段階ではほとんど症状がありません。でも、気づいたときには「抜歯が必要」「高額な治療が必要」ということもあります。健康な歯は、二度と戻りません。歯は、一度悪くなると自然治癒することはありません。だからこそ定期的に診てもらい、小さなサインを見逃さずに対処することが何より大切です。 まとめ「歯が痛くなったら歯医者に行く」という考え方は、まだまだ一般的かもしれませんが、近年では「痛くならないように定期的に通う」という予防の考え方が主流になりつつあります。アメリカやスウェーデンなど海外では痛くなってから歯医者に行く、という考え方の方が少数派です。今のうちから定期的に歯や歯ぐきの状態をチェックし、早めにケアをしておくことで大きなトラブルを防ぎ、将来できるだけ多くの歯を残すことが期待できます。 和田歯科では、みなさまの健康と快適な生活をサポートするために、予防歯科を大切にしています。気になることがなくても、ぜひお気軽にご予約・ご相談ください。 診療のご予約はこちら≫ネット予約 歯科衛生士 吉田 |

