こんにちは！鳴門市の和田歯科医院の歯科衛生士、篠原です。
「歯を白くしたい」と思ったときに、よく耳にするのが「ホワイトニング」と「歯のクリーニング」です。
どちらも歯をきれいに見せるという点では共通していますが、実は目的も方法も全く違います。

今回は、どちらがどんなときに向いているのかをご紹介します。

そもそもクリーニングって何？

歯のクリーニングは、専門的には歯の表面の汚れや歯石を取り除く処置のことを指します。歯の黄ばみや着色の原因のほとんどは、毎日の食事や飲み物、たばこの色素が歯の表面に付くことです。

クリーニングでは、専用の器具やペーストを使って汚れを落とし、歯の表面をツルツルにします。その結果、歯が明るく、つややかに見えるようになります。

つまり、クリーニングは「歯の健康と表面のきれいさ」を整えるための処置で、歯自体の色を白くするものではありません。

歯のクリーニング「PMTC」について →

ホワイトニングとは？

一方、ホワイトニングは歯の内部の色まで白くする処置です。専用の薬剤（過酸化水素や過酸化尿素）を使って、歯の内部にある色素を分解・漂白することで、歯を明るくします。
ホワイトニングは表面の汚れを落とすだけではなく、歯の本来の色よりもさらに白くできるのが大きな特徴です。

ただし、ホワイトニングは歯の健康状態や歯質によって白くなりやすさが変わるため、事前のチェックが必要です。

クリーニングとホワイトニングはセットで考えると効果的

実は、ホワイトニングをする前にクリーニングを行うと、より効果を実感しやすくなります。歯の表面の汚れをきれいにしておくことで、薬剤がしっかり歯に浸透しやすくなるためです。
また、ホワイトニング後もクリーニングを定期的に行うことで、白さを長持ちさせることができます。

◎ こんなイメージです

1. まずクリーニングで歯の表面をツルツルに！ホワイトニングで歯の内部まで白く
2. 日常のセルフケアと定期クリーニングで白さをキープ

この順番で行うと、より自然で長持ちする白さを目指せます。

どちらを選ぶかは目的で変わってきます。

どちらも単独でも十分効果はありますが、目的や希望に合わせて選ぶことで満足度が高まります。

まとめ

歯を白くする方法にはいくつかありますが、クリーニングとホワイトニングは役割が少し違います。クリーニングは“歯の表面の汚れを落とす”こと、ホワイトニングは“歯そのものの色を白くする”ことが目的です。

「歯の汚れを落としたいのか」「歯をもっと白くしたいのか」、自分の目的に合わせて選んでみてください。迷ったときは、まず歯科医院で相談してみるのがおすすめです。

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歯科衛生士　篠原