歯並びは遺伝するって本当?歯並びが悪くなる原因について
こんにちは!保育士・歯科助手の金磯と申します。今回は、歯並びが悪くなる原因についてお話しします。 歯並びは遺伝するの?友達や患者様との会話の中で「歯並びって遺伝するよね」「親も歯並びが悪いから自分もガタガタなんだよね」という声をよく耳にします。 結論から言うと、歯並びは遺伝ではありません!確かに顎の骨格の形や大きさ、歯の質は人それぞれであり、遺伝が関係していますが、それは1つの要因であり、歯並びが悪くなる全ての原因ではありません。歯並びが悪くなる原因は、生活習慣や口周りの筋肉の使い方にあります。ここで、歯並びが悪くなる4つの原因をお話します。 歯並びが悪くなる4つの原因①姿勢猫背、反り腰など、身体の筋肉が上手く使えずに姿勢が崩れると口周りの筋肉も上手く使えなくなり、歯並びに影響を与えるのです。 ②呼吸人間本来の正しい呼吸方法は鼻呼吸(腹式呼吸)です。しかし、口を閉じる筋肉が弱かったり、鼻炎やアレルギーなどが原因で鼻がつまっている状態が続き、口呼吸が習慣化してしまう事があります。口呼吸は顎の骨の発育を妨げ、口唇や頬など口周りの筋肉が衰えてしまい、歯並びや噛み合わせの乱れに繋がります。 ③舌舌は本来、上顎についているのが正しい位置です。舌の筋肉が弱いと下に下がったり、位置が定まらず、嚥下時に歯を押したりしてしまいます。舌は筋肉のかたまりなので、少しでも歯に力が加わると、それを何度も繰り返すことにより、歯は簡単に動いてしまい、歯並びがガタガタになったり歯と歯の間に隙間ができてしまったりします。 ④嚥下正しい飲み込み方とは、舌の先が常に上顎の前歯の少し後ろ(スポットといわれる位置)にあり、奥歯を合わせたまま唇を閉じて、舌の力だけで嚥下する事です。嚥下時に舌の筋肉が上手く使えていなかったり、奥歯が離れていたりすると、歯に対して舌や頬の筋肉の圧力が強くかかり、歯並びや噛み合わせが乱れる原因になります。 個人差はありますが、人間は1日に平均600回も嚥下運動を行っているといわれています。もし誤った嚥下癖があり、1回にかかる圧力がほんの少しであるとしても、それが毎日600回ずつ続いているとすると、歯並びに大きな影響を与えます。 子どものうちに行っておくことがとても重要ですこれらの習癖改善は、顎が発育途中で永久歯が萌え揃う前の段階である子どものうちに行っておくことがとても重要です。大人になると顎の成長も止まり、歯列矯正をしてもこれらの習癖が昔から身についてしまっているので、後戻りする可能性が高いです。 当院では、歯並びが悪くなる根本的な原因である、姿勢や口周りの筋肉の使い方にアプローチしてトレーニングを行う、小児矯正も行っております。気になる方は、お気軽にお電話でお問い合わせいただくかスタッフにお声掛け下さい! 保育士・歯科助手 金磯 |