口内炎とビタミンの関係について
こんにちは!和田歯科医院の吉村です。 みなさん、口内炎で強い痛みを感じた経験はありますか?口内炎ができた時はとにかく何を食べても、時には水を飲むだけでも痛みを感じ、嫌になりますよね。口内炎は1日でも早く治したいですし、この先ならないのが1番です!では口内炎はどうすれば予防、早く治すことができるのでしょうか。 「口内炎にはビタミンが効く」 口内炎に効くとされるビタミンビタミンには多くの種類がありますが、特に口内炎に効くとされるビタミンは、ビタミンB群(特にB2やB6)とビタミンCです。これらのビタミンは口内の粘膜の健康をサポートし、傷つきにくくする可能性があります。 ◎特にビタミンB2とビタミンB6がよいビタミンB2…脂質をエネルギーに変えて口腔内の粘膜の代謝を促し、 口内炎の働きを抑え、早期治癒する働きがある ビタミンB6…不足すると皮膚炎や口内炎になりやすい 他にも、粘膜を保護する働きのあるビタミンAや、美容に効くことで有名なビタミンCも摂取するといいです! ただし、具体的な効果には個人差がありますので、バランスの取れた食事や健康的な生活習慣全体が大切です。どれか1種類をたくさん摂っても効果はなく、バランスよく取り入れることを心がけましょう。 タバコやアルコールなどと同時に摂取していると…タバコやアルコールなどと同時に摂取していると、せっかく取り入れたビタミンが吸収されずに奪われてしまいます。ビタミンを摂取したからといって口内炎に絶対ならないわけではありません。口内炎は体の免疫力が低下している時にできやすいため、体調管理も心がけましょう! サプリメントの利用も1つの方法とはいえ、食事だけで全ての栄養素をバランスよく摂ることは難しいと思います。 そんな時に、不足している栄養素を、マルチビタミンなどのサプリメントを利用して補うのも1つの方法です。口内炎になりやすい方は意識的に摂取するようにしてみてください。 お口の中の環境を整えることも大事です口内炎の予防には栄養バランスだけではなく、口の中を清潔に保ち、細菌が増えにくい環境を整えることも大事ですので、口内炎の観点からも定期的な歯科医院でのメンテナンスは役に立ちます。 中には口内炎と思っても別の病気が潜んでいることもありますので、1~2週間以上経っても治らなかったり、悪化したりする場合、普段と見た目が違ったりする場合は個人の判断で放置せず、なるべく早めに歯科医院で診察を受けるようにしましょう。 お口の粘膜の病気については過去のコラム『口の中の粘膜にできる病気について』をご覧ください。 歯科助手 吉村 |