医院コラム
子どもの口腔機能を育てるために保護者ができること
こんにちは!和田歯科医院の楠です。 今回は、和田歯科で小児矯正をされているお子様に対して口腔筋機能のトレーニング(MFT)を行っている私が考える「子どもの口腔機能改善のための保護者の協力の重要性について」お話しさせていただきます! お口のトレーニングで大事なのは「保護者の皆様の協力」です普段私はお子様の矯正治療に携わっていて、お子様に舌の正しい位置や置き方、正しい飲み込みの仕方、正しい姿勢の仕方、正しい鼻呼吸の仕方、無意識下でも自然にお口を閉じられるようにするためなどの筋機能的なトレーニング指導(MFT)を行っています。 お子様にトレーニングを教えると、楽しみながらも一生懸命お家でトレーニングをしてきてくれます。お子様のモチベーションもとても大事なのですが、私が日頃から「大事だなぁ」と、とっても感じている事が「保護者の皆様の協力」です!! 保護者の皆様の協力があるとより良い理由は沢山あるのですが、今回は3つご紹介させていただきます! ①お家で「正しく」トレーニングできているかの確認ができる来院の際に、トレーニング(=宿題)をお伝えするのですが、お家でお子様1人で行うと、知らない間に間違ったやり方でやっていた!ということも少なくありません。 せっかく毎日時間を割いてトレーニングを行っていただくので、正しいやり方でできるのが一番です。保護者の方もトレーニングを覚えていただいて、お子様が間違ったやり方になっていないか答え合わせの意味を兼ねて、時折お家でのトレーニング中に確認をしていただけると、より良いと考えています! ②普段の良くない癖に気づける→すぐに伝えてあげられる来院の際は、お口ポカン、唇を舐める、姿勢が悪い、舌の位置が下がっている…などを先生やエデュケーターが細かくチェックをしているので、できていない部分があればその場でお子様に伝えることができます。ですが、もちろん普段一緒に過ごしているのはご家族の皆様です。お家にいる時にどれだけ「今お口が開いてるよ」などを伝えてあげられるかが、良くない癖を改善するための一番の近道だと考えています! ③お子様のモチベーション維持にも繋がる「矯正の宿題やっときなよー!」の声かけだけでは、お子様がトレーニングにだんだんと飽きてきてしまい、途中からやらなくなってしまう。やっていないことに来院日が近づいてきてからご家族が気づく、ということはよくあります。 お子様のトレーニング中に保護者の方も一緒に同じことをしてみると、意外と保護者の方よりお子様の方が上手で「あれれー!笑 僕の方が上手じゃ〜ん!」といったコミュニケーションが取れたり、初めは上手にできなかったことが段々と上手にできるようになって、それをいつも間近で見ているご家族に頑張りを褒めてもらったりすることが、飽きずに継続してトレーニングを行うためのポイントの1つでもあると思っています! 「忙しすぎて、見てあげられない…」という方も、お気軽にご相談くださいですが実際、これらを毎日継続して保護者の方が行うのはなかなか難しい場合が多いかと思います。トレーニングを行っていく中で、週に1~2日だけでもお子様とコミュニケーションをとっていただくことで、より効果的なものになると思っています。 実際に「忙しすぎて、見てあげられない…」と打ち明けてくださる保護者の方もいらっしゃいます。その場合は、お子様お1人でもなるべくトレーニングができるように工夫・対策をお子様とご家族と一緒に考えるようにしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください! 歯科助手・受付 楠 |