医院コラム
うちの子、永久歯の生え変わりが遅いかも!?~乳歯の生え変わる時期と順番~
こんにちは。歯科衛生士の吉田です。 生えかわる順番乳歯は全部で20本あり、生後6ヶ月ごろに下の前歯から生えてくる子が多いです。2歳半頃に奥歯の乳歯が生えてきて全ての乳歯が生えそろいます。6歳頃になると下の前歯が生え変わり、乳歯の一番後ろに大人の歯(第一大臼歯)が生えてきます。6歳頃に生えるので6歳臼歯とも言われています。奥に生えるので気づかなかったり、生えてくる最中は他の歯より高さが低いので磨きにくく、特に虫歯になりやすい歯で、大人になった時に失われる率が高い歯です。7?9歳頃には上下の前歯が生えてきて、そこから基本的に奥歯にかけて生え変わり13?14歳頃には親知らずを除く全ての永久歯が生えそろいます。 こんな時はどうしたらいいの?乳歯がなかなか抜けない食事しづらかったり、痛みがある場合は歯医者で抜いた方が良いかもしれませんが、グラグラしている場合は自然に抜けるのを待ってみましょう。 乳歯が抜けたけど大人の歯が生えてこないまだ大人の歯が生えてくる時期でなく、歯茎の中に埋まっている場合もあります。1~2か月しても生えてこない場合は、受診してみてください。先天的に大人の歯が作られない方もいらっしゃいます。レントゲンを撮ると大人の歯があるかどうか見ることができます。 横から永久歯が生えてきているそのまま放置してしまうと、将来の歯並びに影響を及ぼしてしまうので歯医者で診てもらいましょう。変なところに歯が残っていると汚れも溜まりやすくなり虫歯の原因にもなります。もしも歯医者で抜きたくないというお子様は自分で触ってグラグラ揺らしておいてください! 乳歯のうちから虫歯を作らないことが大切乳歯は永久歯よりも柔らかく虫歯になりやすいです。虫歯になってしまっても大人の歯に生え変わるからいいやと思っていても、虫歯菌がお口の中にいることで大人の歯も虫歯になりやすくなってしまいます。さらに永久歯よりも虫歯の進行が早いので気づかないうちに虫歯が大きくなってしまうと神経の治療が必要になり、治療の回数も大幅に増えてしまいます。乳歯のうちからしっかりと虫歯予防をして虫歯を作らないことが大切です。仕上げ磨きをしてあげたりフッ素を有効活用して予防しましょう。 歯の生え変わりの時期は個人差があります。ある程度の時期を予測しておくとトラブルを防止しやすくなります。スムーズな生え変わりがいいですが、困ったことがあればご相談ください。 歯科衛生士 吉田 |